ISBN:4789725758 文庫 青木 悦子 ソニー・マガジンズ 2005/06 ¥882
ロブの新作で、まだ途中なのですが停滞しております。。
なんか読みにくいの〜日本語が・・
翻訳者さんにケチつけるわけじゃないんだけど(ってつけてるね・・)読み返さないとよくわかんないって思うのは、私の読解力がたりないのかもしれないけど、日本語が引っかかってよみにくい・・滑らかな日本語にならないのかなあ。
このシリーズって数人の方で翻訳されてるので、巻によってカラーが違ってたりするのがネックかな。
私はイブはもっとタフな印象があるんだけどなあ。
なよってないと思うのに。

読み終われるのか不安・・
ISBN:4596120455 新書 田村 たつ子 ハーレクイン 2005/06 ¥672

スペインに兄妹同様に付き合う兄(ベン)妹(ソフィア)と旅行に来たヒロインが、スペインの男性に恋をしたが、彼が美人の女性にキスする場面を見て、ベンに気があるふりをしてその場から立ち去る・・

数年後、経営危機に陥ったヒロインの父の雑誌社の最大のスポンサーとして彼が現われ、経営を立て直す代わりに愛人になれと脅すっていう「借金のかた」ヒロインものですね(笑)

この話が今までと違ってるのは、ヒロインに復讐しようと現われたヒーローが実は彼女に惚れてて、メロメロだっていうのをヒロイン以外は気がついてる・・ヒーロー自身もそう思ってて、「自分の意思で、彼女にとどまって欲しいと関係を強要しない」ってとことか、彼女と愛情はないけど友情はある婚約をしようとしてたベンが、ヒロインに「経営を立て直す代わりに。。」のくだりをヒロインに相談されて、「彼のものになりたいって気持ちがあるんだ」って看破されるとことか、ヒロインも「自分は彼のもとを離れなくないから彼の条件をのんで、彼の元にいくんだ」ってとこ。

いやよいやよといいつつ・・ってよくあるけど、自分で認めてるっていうのは今までなかった展開。

よくある話をよくあるつくりにしなかった、ダイアナ・ハミルトン。やはりRの王道の話をかかせるとうまいと思う。
ISBN:4596800332 新書 霜月 桂 ハーレクイン 2005/06 ¥1,155

最近のダイアナ・パーマーの話じゃ面白く読めた1冊。設定はイタイが・・

不満をいうと、最近の一連のテキサスの恋シリーズはみんなそうなんだけど、スピンにつぐスピンで、作者がその説明に文中で終れてて、話が間延びしてる気が・・これって通常のエディションくらいの内容だもん。

もっと、ヒロインマギーの前の夫の話を書き込まないと生きてこないし、あのコードの失明は・・なんだったのかいな・・

スピンオフって作者に説明されるものじゃなくて、読者が気がついてうふふって思うものじゃないかと思うものなんだけどなあ。

デイン・ラシター一家の「恐るべき」一家ぶりは笑えたけど。

で、この本やはり霜月さんの翻訳はお上手でした。
さすがだなあ・・
ISBN:459680026X 新書 槇 由子 ハーレクイン 2004/04 ¥1,155

リンゼイ・マッケンナのペルセウスシリーズは巻を重ねるごとに、フェミニズム志向が強くなっていて、これはついていけないって言う作品が結構多いんだけど、昨年刊行されたこの作品は私は大好き。

ヒロインマヤは、この作品以前にも何回もでてきていて、強く、美しく、カリスマ性があるリーダー。
ヒーローとなるデインはアパッチヘリの教官でもあるが女性に対して失言が多いというか4年前にもマヤとやりあった天敵でもある。彼もまた強くリーダータイプの男である。

この作品が他の作品と異なっているのは、マヤが自分が逆に男性に対して差別しているのだということを認めていることで、その認識があるから、デインを受け入れていく話が割りにスムーズに入れるって気がする。
つまるところ、彼女の双子の妹インカの言う「あなたの疲れたときには誰が抱きしめてくれるのか、支えてくれるのか、自分が無力な存在に思えるときに安全な港になってくれるのは誰か」っていうのがこの本のテーマで、マヤとデインはお互いにお互いを癒す相手ではあるけど、相手に寄りかかりすぎてはいないっていうバランスのよさが私は好き。

疲れてるときに読むには、癒される本だったりして、珍しくマッケンナの本の中では私の再読本に入っていてお気に入りの1冊。
ISBN:4596610622 新書 佐藤 たかみ ハーレクイン 2005/06 ¥704

華麗なる計略の3巻(最終話)

前の作品までと同じく、母代わりだった叔母のディスティニーが甥の伴侶となる女性をみつけてきて・・って話なんだけど、3冊の中で一番好き。

ヒロインと愛されてないと思ってた母、祖父と心が通うところとか、彼女がなぜ自信がないのかって気がつくヒーローのやさしさとかうるってくるところがかなりあって。

叔母の計略と知りつつ、ヒロインに引かれていくとこや、毎日届くペストリーにうきうきするとことか、こういう地味なとこがほんとにうまいよね。

で、この本、最終話じゃないでしょう・・
Destiny Unleashedって叔母がヒロインの本があるじゃないの・・
ヨーロッパでカールトン社に損害を与えようとしてる、ディスティニーの元恋人ウィリアムと彼女の本が。

まあ、ヒロイン今40代、ヒーロー50代のうえ、エディションから出ていないこの作品・・Destiny Unleashedが日の目をみることはあるんだろうか・・

でも読み終わって完結してないのよ・・本でてるのにそのままだったら読者に失礼じゃないか・・・出版社(多いけど・・そういうのが)
ISBN:4596510857 新書 長田 乃莉子 ハーレクイン 2005/06 ¥641

リアン・バンクスの作品。
海兵隊員の夫ロブは地雷で死亡、ヒロインは殻に閉じこもってしまう。
海兵隊大尉のブロックも同じ地雷で重症をおい、除隊。退院後、「自分が死んだら妻が殻に閉じこもらないように・・」といいのこしたロブの言葉に引き寄せられ、ヒロインのもとに・・

ヒロインの新たな一歩のために、尽力しながら彼女に惚れていく、ブロックの悶々ぶりが前半かわいい。

スーザン・マレリーのヒロインと同じく誰かの助けが必要なヒロインなんだけど、こっちのヒロインはかわいいんだよね。
共感できるっていうか。
そのあたりが本の好き、嫌いに影響してるかも。

この本がすきだっていうのは、このせりふが好きなの。
「きみがそばにいてくれると、雨の日でも、太陽が照ってるような気がするんだ」
これって実際の世界では歯の浮くようなせりふだろうけど、こういうセリフに幸せな気分になるっていうのもロマンス小説の醍醐味っていうもんだと思うのよ。
ISBN:4596610614 新書 朝霧 こずえ ハーレクイン 2005/06 ¥704

スーザン・マレリーが1作目を書くミニシリーズの1作目。
Merlyn County Midwives シリーズらしい。

ヒロインはロースクールに行ってたんだけど、財産狙いだった男と妊娠したあげくに破局。
故郷に帰ってきた。
彼女、お金持ちビンガム家の婚外子でなんだけど、その立場や、家族にも今ひとつ距離があり、故郷に帰って再会した、かつて熱をあげた今は病院の事務長であるエリックにひかれていく。

マレリーらしくて手堅いんだけど、どうもヒロインがイマイチ私には好きじゃないかも・・
普段の彼女の行動とエリックに対して積極的に出る行動がうまく同じ人格の中にミックスしてないっていうか・・
そもそも妊娠隠してアプローチするのもフェアじゃない気がするし、自己中心的な気も・・

私はヒロインを慰める彼女の叔父「ロン」が気になって仕方がなかった。彼は次のモーリーン・チャイルドの作品で主人公なんだね、たぶん。楽しみ。
やはり、サウンドトラックより、画像つきのDVDがいいなあ。
ポイントオブノーリターンが好きなのよ。
ISBN:459621753X 新書 沢木 香奈 ハーレクイン 2005/06 ¥672

トスカーナの兄弟ものの、弟の方が今回のお話。
イタリアの家族への愛情とかよくかけてると思うんだけど、ヒロインにとヒーローの結婚への過程がちょっと唐突。

兄夫婦との和解のとこも急変しすぎって気がする。

こうよくつくってあるんだけど、いかにも作り物の話って気がするんだよなあ・・

ルーシー・ゴードンにはもっと期待してるのに・・
ISBN:4596120382 新書 藤村 華奈美 ハーレクイン 2005/05 ¥672

3部作の1作目。
妻虐待夫から初恋の相手の手助けで逃れるのが冒頭なんだけど、やっぱりイタイ話なんだよなあ・・

初恋の相手であるヒーローは元不良少年で、更生のため、奥地に生かされて、そこで育った過去があり、ヒロインをそこでかくまう。
当時同様に奥地に行かされた三人の少年が、3部作のヒーローになってて、今回も同時にお話は進んでる。

周囲が虐待夫以外はいい人なんで救われてるけど、お話はイタイです・・
私の苦手分野・・話はいいなって思ったんだけど。
DVD 東北新社 2005/05/27 ¥4,935

大画面で見るのがいいんだろうけど、私は音楽と効果音のみの設定にして自宅でのんびりみるのも好き。
字幕と音声の設定にせりふなしが選べるのがうれしい作品。
ISBN:4594049656 文庫 清水 はるか 扶桑社 2005/05 ¥980

ガラス工芸を扱う作品というのはクレンツのガラスのかけらたちとかあるんだけど、これは、ガラス工芸のアーティストがヒロイン。
アイルランドを舞台に情熱的なヒロインが魅力的。
押しが強い画廊経営者のヒーローもよろしいね。
ヒロイン母はもうどうにかしてくれよって感じなんだが
3作目までには、この母はどうにかなってるんでしょうか・・

妹ブリアンナの次巻も楽しみ。

で、あとがきを読んで3巻のヒロインはわかったけど、ヒーローは?って思って。調べちゃった。

ノーラの作品って、こんなにうまく行くか〜ってのはあるけど、そこがロマンスとしてはいいんだろうなあ。大好きだわ、これも。
ISBN:4596411387 新書 沢 梢枝 ハーレクイン 2005/05 ¥641

久々のLらしいっていうか、かわいく、いやみがなく、ほんわかできる♪

幼馴染で兄代わりって思ってるヒーローと実は昔から彼のことも、暖かい彼の家庭も大好きなヒロインが便宜結婚することに・・

実はこれは妹としか思ってもらえない彼女の捨て身の作戦だったりして。
彼の悶々ぶりが笑えるし、お互いのすれ違いぶりも、「も〜何やってんの〜」って思いながら読めちゃう。
読後、にうふって思える楽しい本。
お奨め♪
ISBN:4789725553 文庫 瓜生 知寿子 ソニー・マガジンズ 2005/05 ¥924
上下巻で1000ページを超える大作だけど、誤解、別れ、再会・・
泣いて笑えて感動できる本は滅多にないけど、この本は怒ったり泣いたり笑えたり。
マクノートの代表作っていわれるのもうなずける作品。

「パラダイスを君にあげる」
「まだあなたの気がかわってなかったら、パラダイスに行ってみたいと思ってるの」

二人でいればパラダイスへの道のりの半分に来たって二人が実感してるあたり、なぜか涙腺緩んじゃった私・・
すっかりツボを付かれたって感じ。

読み終わるのがもったいなかったなあ・・
ISBN:4833504413 新書 植田 登紀子 ハーレクイン・エンタープライズ日本支社 1986/02 ¥578

ヘレン・ビアンチンの古い作品。
だけど今のやさしいヒーロー像とはかけ離れた「御無体な」って感じがいいのよねえ(笑)
このテイストをもう一度・・
ISBN:4596411395 新書 山田 沙羅 ハーレクイン 2005/05 ¥641

大昔の未翻訳作品をひっぱりだして来ましたって本だけど、年の差に尻込みするヒーローものってダイアナに多いなあ。
私は趣味じゃなかった、この本。

まあ、最近のスピンオフだらけのシリーズじゃない分落ち着いて読めるけどね・・
ISBN:4596120374 新書 萩原 ちさと ハーレクイン 2005/05 ¥672

一言でいうと、、「いつものビアンチン」(笑)
強烈なライバルに加え、元夫がストーカーしてるってのが目新しいかな。

この変わらない激しさってのがこの人の持ち味なんで変わらなくていいです(爆)
ただちょっとヒーローが最近やさしすぎかな。
ISBN:4596632413 新書 佐藤 敏江 ハーレクイン 2005/05 ¥704

デボラ・ウェッブのコルビー捜査ファイルの5冊目かな。
今回はラテンの色男リックがヒーローでアナウンサーであるヒロインパイパーのボディガードが任務。
このパイパーはこれまでにも登場のリック達のボスであるビクトリアの友人ルーカスの姪。
リックが任務と彼女に引かれていく気持ちを抑えられなくて、つい・・・のあと、ルーカスに知られて、顔が引き攣っちゃうあたり、緊迫した場面なんだけどちょっと笑えちゃう。

これも途中からなんとなく予想される展開だったり、ボディガードにしちゃあほか〜ってとこもあるんだけど、ロマンス小説なんでそっちはまあ、許す(笑)男女の情熱とか機微ってのがいいできなんだもん。

で、この社、毎回捜査官が結婚して休暇やら辞めるやらしてるんだけど、いいのか、、それで、、、
ISBN:4596632421 新書 中野 恵 ハーレクイン 2005/05 ¥704

この本はゲイル・ウィルソンの孤高の鷲3部作の3作目で、前2作でも活躍したクレアの娘が誘拐されるのが発端。
謎の方はなんとなく途中から予想されたんだけど、
なかなかこう手に汗握るっていうか緊張感が途切れないいいでき。
主人公コンビの微妙な心理状態っていうのが、よくかかれてて、秀作。
ヒーローがお気に入りなのよねん♪
ISBN:4594049508 文庫 飯島 宏 扶桑社 2005/04 ¥880

本屋で裏表紙のあらすじをみたら、少年の雪山サバイバルミステリーだったので購入。

雪山に限らずサバイバル物は好きなんだけど、飛行機事故で一人雪山でサバイバルするのは、ヘビメタ少年スコットである。髪の毛はブルー(笑)

少年主人公の場合、彼の成長の過程っていうのが、ひとつの見所ではあるんだけど、その観点からいうと彼はスーパー少年すぎる。
パニックになるところもあるにせよ、能力的にも非常に秀でたものがある。
ただ、彼の感情とかたたずまいっていうのは、サバイバルの間に大人になっていて、成長物語の側面は確かにある。

それ以上に成長しているのは、彼の離婚した両親かもしれない。
少年の安否を気遣い、奔走して心配する父と、心配しているだろう父を思う息子の間には確かに強い絆があるが、その絆を自分は手放してしまい、輪の中に入れないってことに気がついた妻の立場の悲しさは、自分が望んでしたことだとはいえ印象に残るものだった。

サバイバルの部分は確かにいいんだけど、この親子3人のあり方の変容、成長を読む小説なのかもしれないな。

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